東日本大震災におけるつくばエクスプレス

TXレポート

3月17日~3月22日

17日からつくばエクスプレスでも、運転本数を更に間引いた上で、終日運行を行うことができるようになりました。特に電力が厳しくなる夕方は、本数をかなり落として運行されました。終日では5割程度となります。
一方で、全列車がつくば発、守谷発だと、八潮~青井間から北千住以南への通勤が事実上不可能になってしまう(乗車できないほど混雑してしまう)ため、八潮始発が設定されることになりました。


終日通して5割での運行を行う告知。


秋葉原駅の3月19日時点の下り時刻表。ラッシュを(一応)考慮したものになっています。
ダイヤそのものは2回程度の修正があり、朝を中心に数本程度の増発がありました。

この本数では当然ながら利用客を捌き切ることができず、各駅には朝ラッシュに入場制限を行い、改札外に長い乗車待ちの列ができました。


守谷駅の自動改札機の前に貼られた、並ぶ場所を示すテープ。守谷駅の場合は改札前に4列に並ぶ形でした。途中で並び方が変更(西口側から東口側へ)されています。
列にカメラを向ける気にはなりませんでしたが、駅構内を大きく超える列ができていました。

一方、柏たなか~守谷間の徐行運転も続いており、正確な時期は分かりません(30日に確認)が、各駅に徐行運転を啓発する掲示が用意されました。


柏たなか駅に貼られた徐行注意の紙。下り列車へ向けた啓発です。


守谷駅に貼られた徐行注意の紙。上り列車へ向けた啓発です。乗務員室扉の窓から見える位置に1か所、前面窓から見える位置に1か所確認できます。
紙の下部の黒い文字は「制動位置は徐行予告信号機から」と書かれています。

電力供給状況の好転により、つくばエクスプレスの混乱は3月22日をもって終了することになりました。混乱の12日間でした。

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