3月14日、ダイヤ改正と同時に新型車両TX-3000系の営業運転が始まりました。夕方までに運用が確認されたのは81Fと82Fで、TX総合基地と守谷駅ではそれぞれ出発式が行われました。現在までの動きをまとめます。
6時半:82Fが営業開始
TX-3000系の初運用となったのは、早朝の5220列車で82Fが充当されました。82Fは5220(普通 守谷→秋葉原)、3007(快速 秋葉原→つくば)、3010(快速 つくば→秋葉原)、5237(普通 秋葉原→守谷)と、沿線を2往復して入庫しました。ドアが一部開扉しない事象がありました。
- 3007列車で守谷へ到着する82F。初の快速運用。
- 次駅表示が出るようになっています。
9時半:81Fが総合基地で出発式
一方、トップナンバーの81Fは、今回の25本化プロジェクトで増設された45番線に留置されていました。
テントやくす玉が用意され、9時半ごろから総合基地での出発式が行われました。
- 45番線に留置される81F。
- テントが貼られ「新型車両 TX-3000系出発式」と横断幕が出ています。
- くす玉が割られました。「祝 新型車両 TX-3000系」と書かれています。
- 81Fはこのまま出庫の準備に入りました。
11時過ぎ:81Fが営業開始・守谷駅で出発式
82Fが入庫したあと、先ほどの81Fが初運用に就きました。11時19分発の5264列車で、守谷駅発車場面で、再び出発式が行われました。
81Fは5264(普通 守谷→秋葉原)、5261(普通 秋葉原→守谷)、5278(普通 守谷→秋葉原)…と、守谷以南の普通運用(TX-1000系運用)に夜まで充当されました。
- 81Fの初運用となった5264列車。
- 車内は関係者の方々が乗車されていました。
- 守谷駅で行われた出発式。右から守谷駅務管理所長(守谷駅長)、社長、スピーフィ。
- 折り返し5261列車で守谷へ戻る81F。
他編成の動き
朝時点で、83Fは洗浄線で洗浄作業を行っていました。
- 洗浄2番線(24番線)に留置されていた83F。
- 作業中でした。
夕方時点で、83Fは列検1番線(27番線)、84Fは月検線(26番線)で並んで検査を受けていました。すぐ営業に入るでしょう。85Fは工場整備線(51番線)に留置されており、運用入りまで時間を要しそうです。
- 検車庫で並んでいた83F(左)と84F(右)。
- 工場に留置されていた85F。
記念グッズなど
本日からTX-3000系記念乗車券が発売されています。また、出発式では記念品の配布が行われました。
- TX-3000系記念乗車券。夕方時点で在庫はあるようです。
- 出発式では記念品の配布がありました。
動画(守谷駅での出発式)
今後
今回の25本化プロジェクトでは5編成の車両増備、留置線の3本増設、変電所の増強を行い、事業費は約100億円です。報道によると5編成のうち4本は改正による運用増、1本は予備となる予定です。
今後は360億円(車両費別)を投じて8両化を進めることになります。