3月18日、67Fによる団体臨時列車が運行されました。詳細は不明ですが要人輸送と思われます。5月に行われるG7茨城・つくば科学技術大臣会合へ向けて、つくば市内を視察する大使館職員のために運行された臨時列車で、G7各国大使館とEU代表部の職員、内閣府職員、計14名が乗車しました。
例年運転されるこども美術館列車を除くと、私がTX本線上で団体列車を確認したのは、2006年のひまわり号、2008年、2010年(往路・復路)の御召し列車と、ごく限られた事例しかありません。特にヘッドマークを使用しない団体列車を確認したのは初めてです。把握していないだけで運転事例は他にもあると思いますが、貴重な事例となりました。
送り込みのため8272列車で八潮駅3番線に到着した67F。内装には変化がありませんでした。
67Fは2008年に御召し列車の予備編成を務めた際、4号車の一部が防弾ガラス化されています。
反対側の下りホーム2番線に「団体」の表示が出ました。折り返し秋葉原からの団体臨時列車が運転されるようです。
3491列車で守谷駅に到着した団体臨時列車。列車番号から運転パターンは快速になっているようです。
ヘッドマークなしの「団体」幕は新鮮ですね。
乗客は防弾ガラス化された4号車のみで、残りの5両は空席でした。
外国籍と思われる10名程度の方々と警備要員が乗車しており、形態から要人輸送と思われます。
上記の通り、乗客であるG7各国大使館とEU代表部の職員、内閣府職員と、警備要員や報道関係者が乗車していたようです。
守谷駅で通勤快速の運転パターンに変更されるようで、一瞬通勤快速の幕が出ました。
再度団体幕に変更され守谷から2791列車としてつくば方面へ向かいました。
守谷駅に戻ってきた67F。
守谷駅まで8792列車、総合基地まで8891列車で回送されました。
今回の輸送について調べましたが、短距離の移動で1編成を貸切るほどの警備であった半面、情報が見当たりませんでした。今年5月にはG7茨城・つくば科学技術大臣会合があり、関連する視察なのかもしれません。
後日談
事前に視察日程がプレスリリースされていたようです。3月21日に関連情報を追記しました。
G7 茨城・つくば科学技術大臣会合を記念し,大使館向けツアーを開催します!
http://www.pref.ibaraki.jp/g7/j/index/documents/13_20160314_press.pdf