54Fですが、5月9日に本線試運転が目撃され、10日から3号車2354の主変換装置の一部(1群のVVVFインバータパワーユニット部)を換装し、営業運転に就いています。
小型化された外観から日立製SiC素子搭載品の試験と思われますが、すでに搭載事例がある日立製ハイブリッドSiCなのか、情報の無い日立製フルSiCなのか、その詳細については不明です。
7月3日ようやく捕捉できた54F。流山おおたかの森の下り副本線で、海側側面を観察します。
2号車(2254)の主変換装置。
TX-2000系の主変換装置は中間車4両に搭載されており、海側が1群、山側が2群です。
今回紹介する海側側面では、向かって左側が1群のVVVFインバータパワーユニット部、右側が1群のPWMコンバータパワーユニット部となっています。
3号車(2354)の主変換装置。
1群のVVVFインバータパワーユニット部が換装されていることが分かります。
小型化されており、近年のSiC素子を採用した試験品と思われます。
主変換装置を拡大。
今後、2019年度投入予定の5編成への採用や、既存のTX-2000系を機器更新するための採用などがあるかもしれません。
なお、2354の表記された自重は34.1tで、他編成3号車(セミクロスシートを撤去した1次車)と変わりません。
走行音については違いが判らなかったのですが、資料として添付致します。(柏の葉キャンパス→柏たなか・mp3・925kB)