3月25日に、つくばエクスプレスに並走する形で整備が進んでいる、都市軸道路の守谷駅付近~みらい平駅付近が開通しました。沿線小ネタかと思っていましたが、鉄道趣味の観点からも巷で話題になっているので、状況をレポートします。
TX小貝川橋梁と橋脚を共有する、都市軸道路の「もりやみらい橋」。茨城県守谷市とつくばみらい市を結び、TX入出庫線、小貝川を超える道路橋です。開通区間は暫定2車線で、全線にわたりTXと並走しています。
歩道も片側にあり、130km/hで走行するTXの車両と、デットセクションに近い高架橋を間近で見ることができます。
上写真の奥からデットセクション方面を望んだところ。左の赤白の標識が「架線死区間予告標」、右は守谷方面に向かうHM付きの66F。遠くに見えるのはみどりの駅前のマンション。
頭上いっぱいにカメラを上げてこの状況なので、カーブとの兼ね合いで、前面全体を撮影するのは不可能ですし、この狭い高架歩道で大型脚立を立てるような行為は危険です。また、自動車にも被られてしまうので、新たな撮影地とみなすことはできないでしょう。
で、巷で盛り上がっているのが、この入出庫線・総合基地の俯瞰ポイント。守谷駅から高架脇を歩くことで、20分ほどで到達することができます。
「鉄道ジャーナル」2009年1月号の35ページに、この場所でしか撮りようがない写真が掲載されており、鉄筋剥き出しだったこの場所で撮影ができたことに驚きました。もちろん近隣住民の自分には撮影許可が下りず、羨ましく感じたのを覚えています。
その「鉄道ジャーナル」2009年1月号35ページの写真と、縦横比、撮影位置、編成位置を揃えてみました。お手元にある方は比べてみて欲しいのですが、田んぼや光線状態が若干違うのが分かります。夏のもう少し遅い時間に撮影したのでしょう。
光線ですが、前面には1日を通して光が当たりますが、側面には早朝にしか光が当たりません。
反対側ですが、架線柱と高圧鉄塔が邪魔で、綺麗には撮影できません。
キャパが大きいのは確かです。