車止めへの衝突により2両が解体されたTX-2000系71Fですが、7月20日夜から21日未明にかけて、3号車の2371がTX総合基地から搬出され、千葉方面へ陸送されました。同車は3月に銘板撤去が確認されており、既に書類上も廃車されていた可能性があります。
今回の動きまでに、2171、2271が搬出され、2371の部品取りを確認しています。詳しい経緯は、脱線した71Fの現状(その1、その2、その3、その4、その5、その6)をご確認ください。
陸送前(7月19日日中)
7月19日の日中に撮影された2371の写真をご紹介致します。既に気吹線末端へ移動していました。
結果的に線路上最後の姿、カバーがかけられる直前の姿となりました。
新たにドアが撤去されていますが、セミクロスシートや空調装置はそのままです。
撮影 ASAMA‘ さん
陸送直前(7月20日夜)
7月20日夕方までに2371は搬送台車(ゴムタイヤ)に履き替えられ、路面上に留置されていました。20日にクレーン作業が行われたのではと思います。
トレーラー到着までは穏やかな天気でしたが、出発までに雨脚が強まり、激しい雨の中、出発を迎えることになります。
陸送(7月20日夜~21日未明)
日付が変わる直前に、TX総合基地を出発し、茨城県内、千葉県内を陸送、16号線を千葉方面へ向かいました。最後まで追っていませんが、2171、2271と同じ千葉県内の解体業者へ搬入された可能性が高いです。
2371に関する写真
編成としての簡単な経歴はこちらをご参照ください。
2371は既に解体された2171、2271と同日(2012年6月14日未明)にTX総合基地へ搬入されています。先行して2両だけが廃車されたこと、2371は2271と電動車ユニットを組んでいたことから、用途廃車に近い形なのではと思いますが、今のところ同車の状況については一切発表・報道されていない状況です。
県境の橋を超える動画
雰囲気が分かる程度のものを公開しました。
(参考)解体場所
千葉県内の解体業者ですが、ここ1年の間に周辺道路へ立入禁止の看板が掲出されました。現在は同じ道路からは確認できない(=おそらく現地では確認できない)のでご注意ください。