近郊線区E231系の転属(仮)

「近郊線区E231系の転属(仮)」について

2018年に入り、宇都宮線、高崎線、東海道線へのE235系投入、E231系近郊タイプの転属が検討されていることが明らかになってきています。実際の転属は2020年代になる見通しですが、2018年6月現在の情報をまとめます。

概要 - 東海道・宇都宮・高崎線へのE235系投入

山手線向けE235系 現在は山手線にしか投入されていないE235系。
2017年に外部へ公開された労組資料によると、2015年5月に「車両取替中長期計画の策定変更版・ベストプラクティス(元資料)」が内部向けに公表されたことが伺えます。
元資料への質問の中で、「宇都宮線・高崎線へのE235系投入計画」へ言及していることから、元資料にそのような記載があったと考えられます。また、元資料への掲載を直接的には読み取れないものの、東海道線向けE235系へ言及している部分があります。
現状の運行形態からすると、東海道・宇都宮・高崎線を走行するE235系の投入を検討しているのは確かでしょうが、投入規模や所属区所を示す記述は一切見られない状況です。

2018年時点のE231系運行路線と配置状況

運行路線(系統名)東海道線・宇都宮線・高崎線・湘南新宿ライン・上野東京ライン
配置区所小山車両センター国府津車両センター
区分前期編成後期編成
配置数5連28本・10連41本5連7本・10連8本5連34本・10連42本
新製年2004~2005年(G車)
2000~2003年(その他)
2006~2007年(全車)2000~2003年(編入車)
2004~2006年(その他)
補足モノクラス10連で投入後、グリーン車を組み込み。2015年から2018年にかけてT車以外の機器更新を施工。高崎線、宇都宮線のグリーン車連結率を100%にするため投入された後期編成。前期編成グリーン車組み込みにより、余剰になった付随車を基本編成6・7号車の大部分に組み込み。

概要 - 東海道・宇都宮・高崎線からのE231系転出

東海道・宇都宮・高崎線向けE231系 基本91編成、付属69編成が所属する大所帯のE231系近郊タイプ。
近郊線区のE231系については、2015年から始まった前期編成の機器更新が、下記の通り一部の車両にしか施工されなかった(参考)ことから、転用を考慮している可能性が指摘されていました。また2017年5月の大宮総合車両センター公開では、当時機器更新中だった前期編成の機器更新資材に「転用改造工事」との記載があり(参考)、何らかの転用準備改造を行っているとの推測がありました。
2018年5月に明らかになった労組資料では「東海道・宇都宮・高崎線E231系転用に対しての時期及び改造計画」への言及があり、元資料に記載されていたと考えられます。一方、常磐快速線E231系についても言及はあるものの、元資料への記載が確定できない状況です。

E231系近郊タイプ前期編成の現状

小山車両センター所属の前期編成については、下記のように一部の車両のみ機器更新が行われています。
←黒磯・前橋
熱海→
小山車両センター所属E231系1000番台基本編成(更新)
  • 縮小
  • 詳細
10号車 9号車 8号車 7号車 6号車 5号車 4号車 3号車 2号車 1号車
WC 2階建て 2階建て
WC
クハE231
6000A
ロング
サハE231
1000A
ロング
モハE231
1000C
ロング
VVVF
SC112
IGBT
モハE230
1000C
ロング
SIV
SC114
IGBT
CP
サハE231
6000A
ロング
サロE231
1000A
グリーン
サロE230
1000A
グリーン
モハE231
1500C
ロング
VVVF
SC112
IGBT
モハE230
3500C
セミクロ
SIV
SC114
IGBT
CP
クハE230
8000A
セミクロ
更新済1 未更新 更新済1 更新済2 未更新 更新済1 更新済1 更新済2 更新済2 更新済2
←宇都宮・籠原
熱海→
小山車両センター所属
E231系1000番台付属編成(更新)
  • 縮小
  • 詳細
15号車 14号車 13号車 12号車 11号車
WC
クハE231
8000A
セミクロ
サハE231
3000A
セミクロ
モハE231
1000C
ロング
VVVF
SC112
IGBT
モハE230
1000C
ロング
SIV
SC114
IGBT
CP
クハE230
6000A
ロング
更新済2 未更新 更新済2 更新済2 更新済2
更新済1:大宮公開で機器更新工事の件名が確認されている号車。
更新済2:床下機器のみから機器更新済みと確認されている号車。

普通車の今後について

中央総武緩行線からの転出の場合、先頭車、電動車の大部分が転用されるような見方が多いですが、近郊タイプについては両数が多く、一部が編成単位で東京近郊に残り続けない限り、廃車が発生することが見込まれます。
また、労組資料では地方線区では2回目の機器更新により経年40年までの使用を視野に入れること、機器更新とリニューアルを併施するリニューアル保全化(新車化)を検討していることが書かれており、E231系が対象となるかは不明ですが、転用車は長く使われるかもしれません。

グリーン車の今後について

G車イラストが両開きドアへ改訂される以前は、そのまま中央快速線に組み込む予測もありました。イラスト改定後の巷での予測は、「グリーン車の機器更新は両開きドアへの計画変更により無駄になったとしてグリーン車を用途廃車する」説、「15年後の中央快速線からの組み込みを考慮して近郊線区E235系へ組み込む」説に分かれている状況です。
いずれにしても、E231系の一部が編成単位で残り続けない限り、グリーン車の一部に廃車が発生すると考えられます。

経過年数表(小山車両センター・豊田車両センター)


※2020年から転属開始と仮定した場合。

概要 - 各地方線区へのE231系転入

信越・篠ノ井・中央線向け211系 元資料での置き換え言及があったと思われる信越・篠ノ井・中央線向け211系。
労組資料の中で、長野総合車両センターに関して「(会社)基本的には211系をE231系へ置き換えたい」、「(組合)仙石線は現状205系が走っているが、E231系への置き換えとの話がある」との記述があります。
長野地区へのE231系の転入は元資料に記載されていたと考えられますが、仙石線E231系については元資料への記載が確定できない状況です。以下、転用が考えられる線区を挙げます。

転用が考えられる線区

線区2018年度編成数コメント勝手な予想
信越・篠ノ井・中央線211系6連14本・3連36本元資料にE231系による置き換えが記載(3連とは限らない)。可能性高い
上越・両毛・吾妻線211系6連7本・4連23本2連、3連が存在していたが、211系置き換え時に整理。可能性あり
仙石線205系4連18本労組はE231系による置き換えに言及。
宇都宮・日光線205系4連12本E531系の絡みも出てくる線区。
房総各線千葉近郊209系6連26本・4連42本一部は千葉スルー化で総武快速線向けに吸収される可能性も。
房総各線末端区間ワンマン化予定。長編成ワンマンも開発中だが2連が普通。可能性低い
相模線205系4連13本情報なし。トイレ不要。
鶴見・南武支線205系2連3本・3連9本情報なし。先頭化改造必要。

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