ホーム柵の設置計画

山手線へ可動式ホーム柵導入

可動式ホーム柵 山手線に導入されるものと同じく、2000mmの開口幅と350mmの停止精度に対応したつくばエクスプレスの可動式ホーム柵。
山手線向けには、先頭車後部の客室ドアのズレに対応した、開口幅2880mmの特殊な可動式ホーム柵も登場?
2007年度末、20周年を迎えたJR東日本は長期の経営構想として「グループ経営ビジョン2020-挑む-」を公表しました。この中に「山手線への可動式ホーム柵の導入に取り組みます」との記述がありました。
その後、2008年6月の定例社長会見で具体的な導入計画が公表されました。

導入計画の概要 - 2008年6月

まず、2010年度から2012年度にかけて、山手線の車両しか走らない恵比寿駅、目黒駅で先行的に可動式ホーム柵の実証試験を行い、その結果を踏まえて全駅へのホーム柵の設置を行うことになりました。
当時の計画では、先行導入時点での6ドア車部分(7・10号車)への可動式ホーム柵の設置は行わず、2013年度以降の本格導入に併せて、技術的に可動式ホーム柵の設置が困難で、京浜東北線の車両と扉位置を合わせることができない6ドア車を、4ドア車に置き換える予定でした。
京浜東北線の車両にも対応した可動式ホーム柵が必要な理由は、京浜東北線と併走する田端~田町間で、保線工事・輸送障害の際に、京浜東北線の車両が山手線の線路で運転されることがあるからです。

車両新造費など - 2010年2月

2010年2月18日付の交通新聞によると、104両の新造に対し約80億円の投資額になるようです。

6ドア車の扱いが変更に?

上記の通り、6ドア車は2013年度以降の本格導入まで活躍する予定でしたが、鉄道ファン誌586号に掲載された情報によると、2010年2月から6ドア車置き換え用の4ドア車を新造し、山手線から6ドア車が撤退することが明らかになりました。また、2010年2月18日付の交通新聞によると、2011年8月までに全ての組み換えが終了することが明らかになりました。置き換え時期が大幅に早まったことになります。

この変更の理由については、今後の流れの中で明らかになるのではと思います。
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