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開業当日のまとめ

ヘッドマーク取り付け

1102F、1111F、2160F、2162F、2163F、2166Fの6編成に開業記念ヘッドマークが取り付けられていました。
ヘッドマークスティは結構前から取り付けられていて、スピーフィー命名記念には2160Fが、全線走行記念には1102Fが記念ヘッドマークを取り付けています。
6編成とも各区間の初列車に優先的に充当され、2166Fは5時7分につくばを出発した記念すべき編成となりました。その一方で、初列車充当編成は朝ラッシュ終了時に車両基地に入区する運用が組まれているため、昼間に走行できたヘッドマーク付き編成は2163Fの1編成だけでした。

トラブルなど

北千住駅の上りホーム、始発から5本目の6時9分発車予定の列車が30mオーバーランするトラブルがありました。原因はレール上の潤滑油と、雨水がまじって滑りやすくなったためと言われています。編成番号は不明です。25日にも全く同じ地点で停止位置がずれるトラブルがありましたがこちらは24日のトラブルの関係で手動運転に切り替えて運転していたため起きたミスのようです。
また秋葉原などの一部の駅では激しい混雑で入場規制が行われました。混雑で気分が悪くなり、秋葉原駅から救急車で搬送される人もいたようです。
柏の葉キャンパスでホームドアから物を落として列車が遅れるトラブルもありました。
笑える話題としてはつくば駅の初切符が0001ではなく間違えて0000となっていたりというトラブルもありました。
初日は運用が乱れなくて良かったです。

記念切符など

24日の開業と同時に発売が開始された記念切符、パスネットなどがありましたが、現在は一部の駅の駅ごとの記念カードしか残っていません。
開業記念パスネット20枚セットは1000セットが全駅均等に50セットずつ販売されたため、秋葉原駅などは徹夜しても買えなかったようです。浅草駅限定記念切符はお昼ごろまでに売り切れました。

感想

私が茨城県守谷市に引っ越してきたのは11歳のとき、平成13年です。常磐新線の開通が遅れる中、以前に購入した家が傷まないようにと引っ越してきたような感じでした。引っ越した当時の守谷は市になったばかりで人口が増えはじめたころです。駅前には古い商店が並び、守谷駅は木造の映画に出てくるような小さな駅でした。
4年間の生活で色々なことがありました。今まで都心に住んでいた自分にとっては初めての一戸建てで庭があることに感動したり・・・。東京まで1時間半もかかる場所に来ても気分は良かったと思います。
しかし田舎暮らしを楽しんでいたのは2年ほどで、3年経つと不思議なことに東京が恋しく感じてきました。空気が汚かったり夜眠れなかったりといった事を差し引いても何も無い守谷よりはましだろーなーと。周りの田舎の子供とは話が合わないし、東京の友達に会うだけでも一苦労だったのが田舎嫌いになった原因だと思います。
中学、高校と、守谷の人口はどんどん増え、少しずつ東京からの転入組も増えてきました。現在は守谷の人口の7割が転入民で、転入民の4分の1が都民と言われていますので、もう少しで都民が20%といった感じです。造成も進み、新興住宅街が増えていくと、いつしか野焼きする地元民もいなくなり、古い駅前は取り壊されて昔の面影が消えていきました。複合商業施設が次々と出来て利便性も向上し、あとは開業を待つだけのような感じで街は17年度を迎えたと思います。
開業当日は1番列車に乗ったりとTXを楽しんでいましたが、それ以上に4年間の隙間を自分で埋めていたような気がします。本来なら都内から引っ越した時点で8月24日の生活をしてたのかなと思いました。前住んでいた家から仲見世へは30分。しかし今の自分も30分で仲見世に着いています。距離は全然違うのに不思議な話。
25日には幼稚園からの幼馴染の友人が守谷に来ました。小学校時代に自転車で40分かけて遊びに来た友達が、茨城県に30分で来てしまう状況。4年間の隙間がある自分は頭の整理が出来ませんが、便利になるって言うのはこういうことなんですね。
このサイト「4号車の5号車寄り」(両国駅東口の最寄階段の位置)は開設当初は引っ越してからTX開通までの生活を少しでも改善するために開設した経緯があります。本来は2005年8月24日で閉鎖する予定でした。TX開通までのつなぎのつもりだったこのサイトですが、いつしかコンテンツが増え、閲覧者数も増えて、閉鎖なんて考えられないような状況になりました。24日のアクセス数は1819件でサイト開設以来最大でした。
常磐新線は様々な変化がありましたが無事開業しました。20年で黒字転換を目指しているようです。今後も「いちさと地区」の足として頑張ってください。

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